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解剖生理学(感覚器)

<解剖生理学>

<感覚器>
感覚器が受けた刺激は、受け取る感覚受容器により、
刺激を電気的信号(神経インパルス)に変換して大脳の感覚中枢へ伝達される。
感覚は特殊感覚・体性感覚・内臓感覚器官に分類される
*感覚受容器は特定の刺激にのみ反応する(特定刺激)

<五感とは?>
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚
*五感の中でも味覚・嗅覚化学受容器である
中枢は?
視覚の中枢は視覚野(後頭葉)受容器=網膜 感覚器=眼球
聴覚の中枢は聴覚野(側頭葉)受容器=内耳聴覚部 感覚器=耳
味覚の中枢は味覚野(前頭葉?)受容器=舌の味蕾 感覚器=独立した器官は無い
嗅覚の中枢は嗅覚野(側頭葉)受容器=嗅細胞 感覚器=独立した器官は無い
★嗅覚の中枢には前頭葉と側頭葉と意見が分かれるそうですが私は側頭葉と覚えました。
側頭葉の内側面(側頭葉の奥の方?)というほうが分かりやすいかもしれません。

★この部分は脳神経12対の分布場所はどこでしょう?なんて問題にも関わりますよね

第二脳神経の視神経、第八脳神経の内耳神経、
味覚を伝える神経は第七脳神経の顔面神経と第九脳神経の舌咽神経、
そしてアロマテラピーと最も関係の深い嗅神経は第一脳神経です

*味覚・嗅覚の感覚器は独立した感覚器としての器官はなく
味覚器は消化器に属する口腔の下、嗅覚器は呼吸器に属する鼻腔粘膜上部の嗅部

特殊感覚 視覚・聴覚・味覚・平衡感覚・嗅覚
<体性感覚>皮膚感覚(触覚・圧覚・温覚・冷覚・痛覚)筋覚(深部感覚)
*最も分布が多いのが痛点、逆に少ないのが温点
痛覚受容器を侵害受容器とも言う

<内臓感覚>内臓痛覚・臓器感覚(体液・内臓情報の供給)

<特殊感覚>
アロマテラピーと関連の深い嗅覚は特殊感覚に分類されます。

<嗅覚の仕組み>
独立した器官は持たず、呼吸器の鼻腔粘膜上部の嗅部にある。
臭いの分子が嗅上皮の嗅毛で受容され嗅細胞が興奮する。
嗅細胞の興奮が求心性のインパルスとなって嗅神経に伝わる。(電気的信号)
嗅神経からのインパルスは嗅球・嗅索を経て大脳皮質の嗅覚野に伝わる
*臭いの判断は嗅覚野(側頭葉の内側面)が行う

<嗅細胞>
嗅粘膜上部の嗅上皮に位置する
嗅細胞からは鼻腔に向かって嗅毛が出てにおい物質を受容

<嗅神経>
嗅細胞から嗅球に向かって出る突起を嗅神経といい
嗅神経線維が約20本集まって束になったものを嗅糸という
★嗅細胞からの神経線維の束(嗅糸)は,篩骨(しこつ)の小孔を通り
嗅球に達し、嗅索、嗅覚野に達する。
*篩骨とは「篩(ふるい)にかける」などに使われる、篩=ふるいと言う意味です
 嗅神経線維である嗅糸が通るための小さな穴が開いていて篩のようになっているのでしょうね

<嗅球>
飛び出した脳といわれる。
大脳辺縁系の一部で
嗅神経に入った香りの情報を処理する一次中枢である。

<嗅索>
大脳辺縁系の一部で
嗅球から伸びる神経線維の束であり軸索のことである。

<嗅覚の特殊性(特徴・順応・感度)>
嗅覚は閾値は低く・疲労しやすく・順応性が高い・男女では男性より女性が敏感だといわれ
また女性でも生理中や妊娠中は敏感になるといわれるが個人差が大きい。

<臭いの閾値>
感度が高いほど閾値は低いといわれる。

<臭いの順応>
同じ香の部屋に長時間いたりすると香がしないような感覚になること。

<嗅覚錯倒>
明らかに悪臭であるのに芳香と感じたり、良い香を悪臭と感じてしまうこと。

<嗅覚異常>
物の香りが分からなくなること

<幻臭>
実際には臭いがしないのにするように感じること

嗅覚と心理・生理作用はとても重要な部分です
ホリスティックアロマテラピーを学ぶ上で必ず出題される部分でもありますので
解剖生理学の嗅覚は丸暗記するつもりで覚えましょう

★精油の作用経路の中で自律神経系の最高中枢でる視床下部にダイレクトに
作用する経路はこの嗅覚からの作用のみです
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<参考図書>以下の教会指定の参考図書や関連図書を元に勉強した内容です。


新訂 目でみるからだのメカニズム
堺 章 / / 医学書院







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★当ブログは、独学でAEAJアロマインストラクター試験に挑戦した個人のブログです。
 社)日本アロマ環境協会=AEAJ認定ブログではありません。
 独学用問題集なども同様です。あくまでも独学者の方の応援ブログであり、
 AEAJとは一切関係ありませんのでご了承ください。
 
 AEAJアロマテラピーインストラクター gadge
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by eucalyblue | 2007-05-27 17:06 | 解剖生理学

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