人気ブログランキング | 話題のタグを見る

シソ科の精油

<シソ科の精油>
「検定テキスト改訂版」から「特徴成分」や「種類」が新たに
加わった精油が結構あります。確認して記憶の訂正をしましょう


<クラリセージ>

<学名>Salvia sclarea (属名)Salvia(種小名)sclarea
<科名> シソ科
<種類> 二年草
<抽出部位> 葉・花
<抽出法> 水蒸気蒸留法
<産地> フランス・モロッコ
<成分> エステル類=酢酸リナリル
       モノテルペンアルコール類=リナロール
       ジテルペンアルコール類=スクラレオール(特)
<作用>ホルモン分泌調整・鎮静作用・子宮強壮・抗うつ作用

*クラリセージはその特徴成分でもあるジテルペンアルコールのスクラレオールのホルモン調節作用(エストロゲン様作用)や他の精油との共通成分・抽出部位など出題することがたくさんありそうな精油です。ぜひ隅から隅まで覚えましょう。
学名・主要成分は必ず書けるようにするべきでしょう。
特にスクラレオールは特徴成分であり、ホルモン様作用がある。
抽出部位は葉・花、同じシソ科の植物は?ラベンダーとの共通の
成分は?大量に使用すると?などこれでもか~って範囲がありますね

★酢酸リナリル・リナロールはネロリ・ベルガモット・ラベンダー・クラリセージの共通成分です
★シソ科の精油で抽出部位が葉と花なのは、クラリセージ・ラベンダー・メリッさです
★検定テキスト改訂版から種類が「二年草」に指定されています

<ラベンダー>

シソ科の精油_c0093179_1951448.jpg








<学名>Lavandula angustifolia (属名)Lavandula(種小名)angusutifolia
Lavandula officinalis (属名)Lavandula(種小名)officinalis
<科名> シソ科
<種類> 低木
<抽出部位> 葉・花
<抽出法> 水蒸気蒸留法
<産地> フランス・イギリス
<成分> エステル類=酢酸リナリル
       モノテルペンアルコール類=リナロール
       モノテルペンアルコール類=ラバンジュロール(特徴成分)
<作用>細胞成長促進作用・鎮静作用・殺菌作用・抗真菌作用・抗ウィルス作用

*ラベンダーも出題しやすい精油です。
特に「ガットフォセ」と火傷=ラベンダーの精油は有名な話です。

特徴成分は
モノテルペンアルコール類のラバンジュロールです。
★酢酸リナリル・リナロールはネロリ・ベルガモット・ラベンダー・クラリセージの共通成分です
★シソ科の精油で抽出部位が葉と花なのは、クラリセージ・ラベンダー・メリッさです
★シソ科の精油で種類が低木に指定されているのは
 ローズマリーとラベンダーと改訂版からはスイートマジョラムも加わりました


キーワードは、ガットフォセと火傷・葉と花・ラバンジュロールでしょうか・・

<メリッサ>
シソ科の精油_c0093179_19525149.jpg





<学名>Melissa officinalis (属名)Melissa(種小名)officinalis
<科名> シソ科
<種類> 多年草
<抽出部位> 葉・花
<抽出法> 水蒸気蒸留法
<産地> フランス・イギリス・ドイツ
<成分> モノテルペンアルコール類=リナロール
       モノテルペンアルコール類=ゲラにオール
       アルデヒド類=シトラール
       アルデヒド類=シトロネラール
<作用>子宮強壮作用・鎮静作用・殺菌作用・抗アレルギー作用

*メリッさは高価な精油であることや別名をレモンバームであること
抽出部位が葉と花(インストラクター試験の対象精油では葉と花が抽出部位であるのは
クラリセージ・ラベンダー・メリッさです)
レモンやレモングラスとの共通成分(シトラール)などを抑えておくといいのかも。

★酢酸リナリル・リナロールはネロリ・ベルガモット・ラベンダー・クラリセージの共通成分です
★シソ科の精油で抽出部位が葉と花なのは、クラリセージ・ラベンダー・メリッさです

<パチュリ>

<学名>Pogostemon patchouli(属名)Pogostemon(種小名)patchouli
Pogostemon cablin(属名)Pogostemon(種小名)cablin
<科名> シソ科
<種類> 多年草
<抽出部位> 葉
<抽出法> 水蒸気蒸留法
<産地> インド・マレーシア
<成分> セスキテルペンアルコール類=パチュリアルコール(特)
       セスキテルペン炭化水素類=パチュレン
       アルデヒド類=クミンアルデヒト
       フェノール類=オイゲノール
<作用>細胞成長促進作用・抗うつ作用

*パチュリはまず、学名が二つあること、主要成分がセスキテルペン(イソプレン骨格3)のアルコールと炭化水素類であること、また他の精油とブレンドすることで香りを長持ちさせること、フェノール類=オイゲノールは肌への皮膚刺激があることなどを抑えておくべきです
また、ミルらとの共通成分はオイゲノールとクミンアルデヒドですね

<ペパーミント>
シソ科の精油_c0093179_8112597.jpg





<学名>Mentha piperita (属名)Mentha(種小名)piperita
<科名> シソ科
<種類> 多年草
<抽出部位> 葉
<抽出法> 水蒸気蒸留法
<産地> アメリカ・イギリス
<成分> モノテルペンアルコール類=l(エル)-メントール(特)
       ケトン類=l(エル)-メントン
       オキサイド類=1.8シネオール
       ケトン類=イソメントン
<作用>鎮痛調整・冷却作用・消化器系機能促進作用・呼吸器系機能促進作用

*ケトン類やオキサイド類を含むので既往症のある場合や希釈濃度について
問われることがあるようです。希釈濃度は1%を上限は基本です

<ローズマリー>
シソ科の精油_c0093179_8115798.jpg






<学名>Rosmarinus officinalis(属名)Rosmarinus(種小名)officinalis
<科名> シソ科
<種類> 低木
<抽出部位> 葉
<抽出法> 水蒸気蒸留法
<産地> フランス・チュニジア
<成分> オキサイド類=1.8シネオール
       ケトン類=カンファー
       モノテルペン炭化水素類=カンフェン
       モノテルペンアルコール類=ボルネオール
       エステル類=酢酸ボルニル
       セスキテルペンアルコール類=βーカリオフィレン
<作用>頭脳明晰作用・血行促進作用・去痰作用・収斂作用

*ローズマリーは成分的に覚えるものが多いですね。
ケトン類が含まれる点、それから「マリア様のバラ」と
言う名前で呼ばれる精油として出るようですが、ローズと混乱しないこと、
「ハンガリアンウォーター」の成分にローズマリーとアルコールが使われたこと
またこれが痛み止めと若返りの効果でもしられること、またそれにちなんで
「僧院医学」なども合わせて覚えましょう。

★シソ科の精油で種類が低木に指定されているのは
 ローズマリーとラベンダーと改訂版からはスイートマジョラムも加わりました

<スイートマジョラム>
シソ科の精油_c0093179_8125692.jpg





<学名>Origanum majorana(属名)Origanum(種小名)majorana
<科名> シソ科
<種類>低木
<抽出部位> 葉
<抽出法> 水蒸気蒸留法
<産地> リビア・エジプト・フランス
<成分> モノテルペンアルコール類=テルピネン-4-オール
       モノテルペン炭化水素類=サビネン
       モノテルペン炭化水素類=パラシメン
       モノテルペン炭化水素類=γーテルピネン
       
<作用>加温作用・血行促進作用・鎮静作用・鎮痛作用・血圧降下作用

*「愛の女神アフローディア」から贈られた香りなどのキーワードです。
加温作用があることもポイントです
ティーツリーとの共通成分テルピネンー4-オール・γーテルピネンはぜひ
覚えましょう

★シソ科の精油で種類が低木に指定されているのは
 ローズマリーとラベンダーと改訂版からはスイートマジョラムも加わりました

アロマテラピーコンプリートブック〈上巻〉
林 伸光 / / BABジャパン出版局
スコア選択: ★★★★★

アロマにもっと精通したい人、資格を取りたい人には必携の書籍です

「AEAJアロマインスト試験参考図書はこちらで紹介しています」
Eucalyblue楽天ブックス 1500円以上のご注文は送料無料です
http://plaza.rakuten.co.jp/eucalyblue/diary/200806260000/

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
★当ブログは、独学でAEAJアロマインストラクター試験に挑戦した個人のブログです。
 社)日本アロマ環境協会=AEAJ認定ブログではありません。
 独学用問題集なども同様です。あくまでも独学者の方の応援ブログであり、
 AEAJとは一切関係ありませんのでご了承ください。
 
 AEAJアロマテラピーインストラクター gadge
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

by eucalyblue | 2007-03-28 19:29 | 精油学各論

<< ミカン科の精油 アロマテラピーの歴史(アラビア... >>