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解剖生理学(皮膚)

解剖生理学
皮膚

面積は1.5㎡、重さは肝臓の3倍、人体最大の臓器
触覚・圧覚・冷覚・温覚・痛覚が点状に分布する感覚器としての役割

全身の保護・体温調節・汗や皮脂の分泌・排泄・呼吸・
栄養貯蔵・防御壁(免疫)などの役割

<皮膚>
表皮・真皮・皮下組織の三層

<皮膚付属器官>
皮膚腺・角質器

<外皮>
皮膚・付属器官を合わせて外皮

皮膚
「表皮・真皮・皮下組織の三層」

<表皮>
★外胚葉由来の器官である。
【皮脳同根】はこの胚葉由来に由来する言葉である。
中枢神経である脳や末梢神経である脳神経は表皮と同じ
外胚葉由来の器官であり、表皮を刺激することは
脳を刺激することと同義であるということ。

★角化重層扁平上皮(上皮組織)
★体を包む保護膜
★細胞が密接して並び、細胞間質が極めて少なく、血管は通っていない
★年とともに薄くなる
★角質層-淡明層-顆粒層-有棘層*基底層の五層

「角質層」細胞が無核になる
ケラチン=硫黄を含むタンパク質
角質細胞=皮膚の保護・水分の漏出を防ぐ
天然保湿因子(NMF)=角質細胞間の水分を20%に保つ
セラミド=角質細胞の間にある角質間脂質

ターンオーバ
基底層から細胞が分化しながら上へと移行し角質に到達し無核となって
最終的にはふけ垢(鱗片)となり剥がれ落ちるサイクルで、通常28日を1サイクルとする

角化
基底層から細胞が分化しながら上へと移行し角質に到達し角質化すること
通常角化には14日ほどかかる。

*角化するまでが14日、その後角質層でとどまり鱗片となってはがれ落ちるまでが
 14日、合計28日のサイクルをターンオーバーという

「淡明層」
手のひら、足裏などの厚い層
細胞の境界がほとんど見受けられないのが特徴

「顆粒層」
細胞の核が変性し角質の前段階の物質である角硝子粒子を含む層

「有棘層」(ゆうきょくそう)
表皮の中で最も厚い層
★組織液が流れる(血管は通っていない)
★知覚神経のメルケル触覚小体や自由神経終末(痛覚)などがある
★デスモゾーム構造という非常に強固な結合

「基底層」
角質産生細胞(ケラチノサイト・ケラチン細胞・角化細胞)
メラニン産生細胞(メラノサイト・色素産生細胞)
★表皮の最下層で細胞分裂が活発である

<真皮>
中胚葉由来の器官である。
同じ胚葉由来の器官には、骨や血液などがある。
★繊維性結合組織
★密生結合組織の膠原線維や弾性線維からなる
★血管が豊富で体温調節をする
★上部=乳頭層、下部=網状層からなる
★アレルギー反応を起こす肥満細胞(マスト細胞)は好塩基球が血管外にでたもの

「真皮乳頭層」
真皮乳頭といわれる突出部がある
血管乳頭=毛細血管
神経乳頭=マイスネル触覚小体・神経終末などがある

「真皮網状層」
皮膚の強さ、弾力性、保湿作用を担う

90%が膠原線維(コラーゲン)=丈夫な線維タンパク質
10%が弾性線維(エラスチン)=エラスチンの間は水分保持力の高いヒアルロン酸で満たされる。

★コラーゲンが減少することでヒアルロン酸が増加し水分保持が大きくなるとむくみなどが現れる、逆の場合には、しわができる

<皮下組織>
疎性結合組織
★深在する筋膜や骨膜とゆるく結合した組織
★脂肪細胞が豊富=クッション・保湿・保温・エネルギー貯蔵などの役割

*脂肪細胞と肥満細胞の違いに注意しましょう。混同しやすいかなと思います

経皮吸収
アロマトリートメントなどで精油の成分が皮脂膜を通過し真皮層の毛細血管やリンパ管から体循環にのり全身へ作用すること

*精油の成分のみならず、最近では喘息などの経皮薬剤として張るタイプのシール状のテープなどもこの経皮吸収の作用です

経皮浸透
表皮、真皮に成分が到達し局所的に作用を及ぼすこと

*こちらはハンドクリームや化粧水などの作用でしょうか

<皮膚付属器官>
皮膚腺・角質器

「皮膚腺」
汗腺、皮脂腺がある

汗腺
一日700~900mlの汗を分泌する、運動時や夏季には10ℓ以上になることもある
真皮の深層から皮下組織にある
エクリン腺(小汗腺)、アポクリン腺(大汗腺)がある

エクリン腺
体表全体に分布、手のひら、足裏に最も多い
★体温調節、新陳代謝、病原菌への防御壁などの役割
★温熱性発汗、精神性発汗の両者に関与
★緊張時の汗もエクリン腺*この場合は体温調節には関与しない

アポクリン腺
脇の下、外陰部など特定の部位にのみ分布
★毛包上部に開口する
★体温調節には関与せず
★独特の臭気を持つ場合もある
★思春期(生殖器の発育)に急速に発達する

皮脂腺(脂腺)
手のひら、足裏以外の全身に分布
★毛脂腺=毛包上部に開口する
★独立脂腺=毛とは無関係に皮膚表面に直接開口する
★皮脂の分泌
★男性は女性の約二倍分泌すると言われる
*男性ホルモンは皮脂の分泌を促進し女性ホルモンは皮脂の分泌を抑制するので

皮脂膜
皮膚表面に汗と皮脂が少量ずつ分泌されたものが混ざり合った、PH5.2~5.8の弱酸性の脂質膜のことで、病原菌などの侵入をふせぐ防御壁の役割をする、汗をかくことでアルカリ性に傾くと殺菌力が弱まり病原菌などに感染しやすくなる

汗疹(あせも)
汗で角質層がふやけ、汗腺の出口に汗がたまり、その汗が汗腺を破って外に出ることで
皮下にたまり、それが刺激となって生じてしまう炎症

水虫
カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が角質層に寄生しケラチンを栄養源にして増殖し
水泡のある痒みなどをともなう炎症を起こす皮膚病
*角質層以下の生きた組織にはいかない

角質器

表皮が角質化した器官
毛や爪など


★真皮・表皮をつらぬいている
★皮膚表面から外を毛管
★毛の栄養や新生は毛球が増殖することでおこる


★タンパク質の一種であるケラチンから構成されている

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★当ブログは、独学でAEAJアロマインストラクター試験に挑戦した個人のブログです。
 社)日本アロマ環境協会=AEAJ認定のものではありません。
 独学用問題集なども同様です。あくまでも独学者の方の応援ブログであり、
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<参考図書>以下の教会指定の参考図書や関連図書を元に勉強した内容です。


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by eucalyblue | 2008-06-05 14:21 | 解剖生理学

解剖生理学(感覚器)

<解剖生理学>

<感覚器>
感覚器が受けた刺激は、受け取る感覚受容器により、
刺激を電気的信号(神経インパルス)に変換して大脳の感覚中枢へ伝達される。
感覚は特殊感覚・体性感覚・内臓感覚器官に分類される
*感覚受容器は特定の刺激にのみ反応する(特定刺激)

<五感とは?>
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚
*五感の中でも味覚・嗅覚化学受容器である
中枢は?
視覚の中枢は視覚野(後頭葉)受容器=網膜 感覚器=眼球
聴覚の中枢は聴覚野(側頭葉)受容器=内耳聴覚部 感覚器=耳
味覚の中枢は味覚野(前頭葉?)受容器=舌の味蕾 感覚器=独立した器官は無い
嗅覚の中枢は嗅覚野(側頭葉)受容器=嗅細胞 感覚器=独立した器官は無い
★嗅覚の中枢には前頭葉と側頭葉と意見が分かれるそうですが私は側頭葉と覚えました。
側頭葉の内側面(側頭葉の奥の方?)というほうが分かりやすいかもしれません。

★この部分は脳神経12対の分布場所はどこでしょう?なんて問題にも関わりますよね

第二脳神経の視神経、第八脳神経の内耳神経、
味覚を伝える神経は第七脳神経の顔面神経と第九脳神経の舌咽神経、
そしてアロマテラピーと最も関係の深い嗅神経は第一脳神経です

*味覚・嗅覚の感覚器は独立した感覚器としての器官はなく
味覚器は消化器に属する口腔の下、嗅覚器は呼吸器に属する鼻腔粘膜上部の嗅部

特殊感覚 視覚・聴覚・味覚・平衡感覚・嗅覚
<体性感覚>皮膚感覚(触覚・圧覚・温覚・冷覚・痛覚)筋覚(深部感覚)
*最も分布が多いのが痛点、逆に少ないのが温点
痛覚受容器を侵害受容器とも言う

<内臓感覚>内臓痛覚・臓器感覚(体液・内臓情報の供給)

<特殊感覚>
アロマテラピーと関連の深い嗅覚は特殊感覚に分類されます。

<嗅覚の仕組み>
独立した器官は持たず、呼吸器の鼻腔粘膜上部の嗅部にある。
臭いの分子が嗅上皮の嗅毛で受容され嗅細胞が興奮する。
嗅細胞の興奮が求心性のインパルスとなって嗅神経に伝わる。(電気的信号)
嗅神経からのインパルスは嗅球・嗅索を経て大脳皮質の嗅覚野に伝わる
*臭いの判断は嗅覚野(側頭葉の内側面)が行う

<嗅細胞>
嗅粘膜上部の嗅上皮に位置する
嗅細胞からは鼻腔に向かって嗅毛が出てにおい物質を受容

<嗅神経>
嗅細胞から嗅球に向かって出る突起を嗅神経といい
嗅神経線維が約20本集まって束になったものを嗅糸という
★嗅細胞からの神経線維の束(嗅糸)は,篩骨(しこつ)の小孔を通り
嗅球に達し、嗅索、嗅覚野に達する。
*篩骨とは「篩(ふるい)にかける」などに使われる、篩=ふるいと言う意味です
 嗅神経線維である嗅糸が通るための小さな穴が開いていて篩のようになっているのでしょうね

<嗅球>
飛び出した脳といわれる。
大脳辺縁系の一部で
嗅神経に入った香りの情報を処理する一次中枢である。

<嗅索>
大脳辺縁系の一部で
嗅球から伸びる神経線維の束であり軸索のことである。

<嗅覚の特殊性(特徴・順応・感度)>
嗅覚は閾値は低く・疲労しやすく・順応性が高い・男女では男性より女性が敏感だといわれ
また女性でも生理中や妊娠中は敏感になるといわれるが個人差が大きい。

<臭いの閾値>
感度が高いほど閾値は低いといわれる。

<臭いの順応>
同じ香の部屋に長時間いたりすると香がしないような感覚になること。

<嗅覚錯倒>
明らかに悪臭であるのに芳香と感じたり、良い香を悪臭と感じてしまうこと。

<嗅覚異常>
物の香りが分からなくなること

<幻臭>
実際には臭いがしないのにするように感じること

嗅覚と心理・生理作用はとても重要な部分です
ホリスティックアロマテラピーを学ぶ上で必ず出題される部分でもありますので
解剖生理学の嗅覚は丸暗記するつもりで覚えましょう

★精油の作用経路の中で自律神経系の最高中枢でる視床下部にダイレクトに
作用する経路はこの嗅覚からの作用のみです
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by eucalyblue | 2007-05-27 17:06 | 解剖生理学