解剖生理学(免疫系)

<免疫系>
非特異的防御機構と特異的防御機構による生体の免疫システムで
血液の白血球が主役の免疫システムである。人間の恒常性の維持には
この免疫系も内分泌系、神経系の調節とともに重要な役割がある

<血液>

ホメオスターシスの維持には神経系・内分泌系のほか免疫系も大切。
この免疫系の主役は血液です。また免疫系の主役は白血球です。

<血液>
血液は体重の約1/13
成人男性で5Lである。
栄養・酸素の運搬・ホルモン・老廃物の運搬
生体防御(食作用・免疫作用)
体温調節
骨髄中にある未分化の幹細胞(造血幹細胞より作られる

成分は血漿=55%(液体成分)
(うち90%水分・タンパク質=アルブミン・グロブリン・フィブリノーゲン7~8%
糖質0.1%・ミネラル0.9%=ナトリウム・カリウム)

血球=45%(赤血球・白血球・血小板が500:1:25)細胞成分
*血液はすべて骨髄中の未分化の幹細胞からできる。
それぞれが分化して働きの違うものとなる。


<血液の作られる場所は?>
助骨・大腿骨・頚骨・骨盤・椎骨・胸骨
骨髄中未分化の幹細胞が分化してできる

<非特異的防御機構とは?>
★先天性免疫
・一般的な異物・侵入物に対する無差別的な排除システムである。
・防御壁としての皮膚や粘膜
・局所にある抗菌性物質(胃液・腸内細菌など)
・好中球や単球・NK細胞による無差別的排除機構

<特異的防御機構とは?>
★獲得免疫
・侵入物を認識して特異的に反応・処理する免疫機構
・1度感染すると抗体ができて再び感染しないなど
 のリンパ球中心の免疫機構(麻疹やおたふくなど)

・T細胞による細胞性免疫とB細胞による体液性免疫がある

<赤血球とは?>
・未分化の幹細胞→核小体が小さくなり・細胞小器官減少→無核の赤血球になり血中へ
★赤血球・血小板には核がありません
・酸素を運び二酸化炭素を回収する
・中央が凹んだ円盤型で無核である
・鉄を含む血色素(ヘモグロビン)の影響で赤い
・柔軟性にとみ、変形しやすい
・寿命は120日・毎日全赤血球中の1/120が肝臓・膵臓で破壊され骨髄で新生される。
・男性よりも女性のほうがやや少ない

★赤血球は無核で細胞小器官はありません。
★ヘモグロビン(血色素)は鉄をタンパク質を含みます
 体内の鉄4~5gの実に70%がヘモグロビンとしての決色素です
  残りの30%は貯蔵鉄として肝臓・脾臓・骨髄に貯蔵されます
  男性よりも女性がやや少ないので女性は貧血になりやすいそうです

【赤血球の産生に必要なビタミンや関わるホルモン・ミネラル】
ビタミンB6=ヘモグロビン合成を助ける*欠乏すると貧血
ビタミンB12=葉酸(ビタミン)と共に造血作用に働く*欠乏すると悪性貧血
葉酸=ビタミンB12と共に造血作用に働く*欠乏すると貧血
エリスロポエチン=腎臓から分泌される赤血球造成刺激因子

<白血球とは?>
・未分化の幹細胞→リンパ芽球・単芽球・骨髄芽球それぞれが分化し、
リンパ球・単球・顆粒球となる。
・生体防御作用(特異的防御機構)に関与し免疫系システムの主役である。
★免疫系の主役で
特異的防御機構(獲得免疫)=T細胞・B細胞の働き
非特異的防御機構(先天免疫)=単球・好中球・NK細胞の働き
に分けられます。

<リンパ球>
T細胞・B細胞・NK細胞

<単球>
抗原提示細胞(抗原の情報をT細胞に伝える細胞)
血液中では単球
組織にでるとマクロファージ(大食細胞)
・肝臓ではクッパー細胞
・肺胞では肺胞マクロファージ
・皮膚ではランゲルハンス細胞
・骨では破骨細胞

白血球中最大で好中球に次ぐ食作用で大食細胞という
★大食細胞というのは大食だけどもっと上によく食べる好中球がいます。
大きなという意味でとらえて混乱しないようにしましょう・・

<顆粒球>
好酸球(抗原抗体複合物の摂取除去・寄生虫やアレルギー性疾病に増加)

好塩基球(炎症部位の血管拡張・血液凝固の抑制・好中球のヘルプ)→血管外にでると真皮層にある肥満細胞に分化します。肥満細胞はヒスタミンを放出するアレルギーに関与します

好中球(白血球中最大・細菌・ウィルスの摂取・消化・食作用)

*好酸球・好塩基球はアレルギーに関与
好中球は白血球中最大の食作用をもちます

<白血球のリンパ球とは?>

★リンパ球のT細胞・B細胞は特異的防御機構の主役です
・自己と非自己を見分ける機能を持つ
・目的の抗原だけを狙い撃ちすることができる
・白血球の36.5%をしめる
・免疫作用の主役でT細胞・B細胞か・らなる。
・リンパ芽球が胸腺で分化したものをT細胞、
・骨髄のファブリチウス嚢で分化したものをB細胞という。
・T細胞は細胞性免疫、B細胞は体液性免疫の作用を持つ。

<T細胞とは?>

リンパ球中の細胞性免疫機構を担う、胸腺で分化される細胞。
・免疫系全体の指令塔的な役割を持つ
・サプレッサーT細胞・ヘルパーT細胞・キラーT細胞に分かれる
・T細胞は直接異物の排除処理を行う(食作用)
・単球のマクロファージが異物を食べその特徴をT細胞やB細胞に伝える(抗原提示)
・化学伝達物質であるリンホカインを産生

<キラーT細胞>
細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)として分化したもの、殺し屋細胞で食作用を持つ。
・好中球やマクロファージからの抗原提示により分析した抗原への打撃

<ヘルパーT細胞>
抗原(異物)に適合した抗体を生産するための指令をB細胞に与える。
このヘルパーT細胞の指令に基づいて抗体が産生されます
テキストによっては、抗体を産生するのはB細胞であるというものと
ヘルパーT細胞の指令でB細胞から分化した形質細胞が産生するといった
書き方がありますが、正しくは形質細胞です。

★感作リンパ球に分化して情報伝達物質であるリンホカインを産生
 リンホカインは遅延型アレルギーやマクロファージの活性化に関与する
 

<サプレッサーT細胞>
B細胞が抗体を作り過ぎないようにコントロールする

<B細胞とは>
リンパ球中の体液性免疫機構を担う。
 骨髄のファブリチウス嚢で分化する細胞。

・ヘルパーT細胞の指令に基づき、タンパク質より抗体を産生する。
★テキストによっては、抗体を産生するのはB細胞であるというものと
ヘルパーT細胞の指令でB細胞から分化した形質細胞が産生するといった
書き方がありますが、正しくは形質細胞です。

・再侵入された場合に備え抗体の再生記憶をする(記憶B細胞)
・マクロファージがうまく食べられない抗原に付着して食べやすくする
(オプソニン効果=免疫食作用)
・抗体は免疫グロブリンといわれるタンパク質IgでY字型をしていて
 特異的な抗原と結合すると抗原抗体複合体を形成(好中球も関与する)

・IgG.IgA.IgM.IgD.IgEがある。
IgG=胎盤を通過し感染後3夕刊ほどで現れるので即効性はない
IgA=初乳・唾液に含まれる、粘膜系の免疫作用に関与する
IgM=感染後最も早く作られる抗体
IgD=B細胞と関係すると考えられる
IgE=アレルギーに関与する

★抗原=免疫グロブリンといわれるタンパク質を合成するのはB細胞というより
 ヘルパーT細胞の指令に基づいてB細胞から分化した形質細胞が抗体を
 産生するのが正しいようです。もしそんな問題がでたら思い出してください

<NK細胞(ナチュラルキラー細胞とは?>
胸腺で分化する
抗原認識がないので無差別に抗体を攻撃する
ウィルス・細菌・がん細胞などに有効
笑うことでUPしストレスで減少するといわれる
非特異的防御機構・特異的防御機構両方で活躍する

<血小板>
巨核球の細胞分裂によってできる。
★無核です、血液凝固作用に関与します
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<参考図書>以下の教会指定の参考図書や関連図書を元に勉強した内容です。


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 独学用問題集なども同様です。あくまでも独学者の方の応援ブログであり、
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by eucalyblue | 2007-05-17 17:37 | 解剖生理学

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